亀田一家に関する処分に関して一言

故意にルールを犯す者をその組織内に留める理由がわからない。それは軽微な違反なんだろうか?
ボクシングの事情はよく分らないが、それはまあ良いとして。
下った処分は以下のとおり。

大毅選手:1年間のボクサーライセンス(資格)停止処分
史郎トレーナー:無期限のセコンド資格停止
興毅選手:厳重戒告

ちょっと注意すべきなのは「無期限停止」とは「永久停止」と言う意味ではないこと。これは期限を「設けない」だけで、JBCが充分に反省していると考えればいつでも資格停止は解除できる。ですから、大毅選手のライセンス停止明けとほぼ同時に資格が再開される可能性や、大毅選手の処分が短縮された場合には一年に満たない可能性すらあります。処分の執行に関しての注意が必要ですね。
それと興毅選手への処分、思わず失笑です。公務員であれば人事評価に記録が残るので、将来を考えるとそれなりに重く受け止める可能性もありますが、現役のボクサーにとっては・・・ですね。

さて、今朝のニュースを見て暗い気持になったのが、この処分に対するアンケートに対して若いことを理由に厳しすぎると評価する人たちの存在。
何時から日本は若い事が処分を甘くする理由になったのだろうか?
世間で認められた大人が自分の責任で更生させることを社会に対して約束するからこそ、若いことを理由にその大人に免じて許されるのではないのだろうか?
「彼はまだ若い」と意見する人は誰が責任を持って彼を更生させるのかまでをきちんと前提として考えているんだろうか?
ねじれて育った木は放っておいても真っ直ぐにはならないものだが・・・・・