すまないよ、それじゃ。

労組も反省」と謝罪 JR総連が緊急シンポ(共同通信)

 〜略〜 講演したジャーナリストの大谷昭宏さんは、取材した遺族が「1分半の遅れは『遅れてごめん』で済む話ではないか」と話していたことを紹介。「『ごめん』で済まない会社になぜなったのか」と無理な定時運転を求める経営体質を批判した。
 航空事故の原因などを研究している日本ヒューマンファクター研究所の黒田勲所長は、ミスをした社員の日勤教育について「事故の再発防止という効果を出していない」と疑問を示した。

非常に痛ましい事故でした。遺族の方のお気持ちなぞはいかばかりかと思います。

ですが、ここまで各路線が複雑に絡んだダイヤで公共交通機関が1分半も遅れたら『ごめん』で済まされるものでは有りません。
JR西の教育内容やダイヤの適正度等は当然チェックされて然るべきですが、この事故の結果として単にダイヤが緩くなるだけでは利用者が不便を被るだけです。ちゃんと言葉に出来ませんが、このようなダイヤを要求した社会を見直す必要があるのではないでしょうか。また、事故を起こすくらいなら遅れるほうがましですが、だからと言って無条件に遅れを許容することは明らかに誤りです。遅れを取り戻す過程で事故が起こったのですから、遅れを出さずに済む方法をまずは検討するべきです。