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スイス国民議会選、史上稀な「汚い選挙戦」でしこり残す(読売新聞)

ジュネーブ=大内佐紀】スイスで21日、4年に1度の国民議会(下院、定数200)選挙が行われ、即日開票された。
 大勢は同日深夜(日本時間22日未明)に判明する。右派政党・国民党(現有議席55)が第1党の座を維持する見通しだが、スイス史上、珍しい「汚い選挙戦」となったため、連立政権内にしこりが残りそうだ。
 国民党は、移民排斥を前面に打ち出しての選挙戦を展開。同党の最有力者クリストフ・ブロッハー司法相は「スイスの言葉を話せない外国人は出て行け」「未成年犯罪者の6割は非スイス人で、うち半分はバルカン半島出身。未成年であろうと国外退去にする」などと、遊説してきた。
―後略―

ボーダレス化が進むとどうしても移民が増えてしまいます。
オランダやドイツ等、ヨーロッパで多くの移民を受け入れた国では間違いなく治安が悪化し、排斥運動が起こります。
原因は一つ。
社会的,文化的に憧れての移民ではなく、多くは経済的な問題からの移民だからです。
これでは愛国心は期待できず、経済的に行き詰まればすぐにでも他国へ移っていきます。
これらの移民は制度的には移民先の国民になりますが、社会的,文化的には移民先に小さな母国を作りコミュニティーとして独自性を維持しようとし、移民の倫理で元の国民の倫理を塗りつぶしにかかります。(同じ国民なので人権は同等に保障されている)
結果、元からの国民と対立してしまうのです。
社会的,文化的に同化、もしくは移民先を尊重することを前提としない移民や永住権の付与には大きな危険が伴うことを理解しなければなりません。
客に合わせてリビングの模様替えをする必要はありません、気に入らない客には帰ってもらえばよいのです。そしてリビングで打ち溶け合えない客を食堂へ招く必要などありません。