論ずる所はそこなのか?

格差問題

正規採用と契約採用(非常勤等)での格差に関して契約採用側からの不満が多い。
曰く、「仕事の中身は同じだが給与,福利厚生,休暇などで大きな差がある」と。
で、不思議なのがここから。出てくる要求は必ずと言ってよいほど正規採用と同じ待遇の要求である。
おかしくはないですか?
仕事を同じようにきちんとこなしているのであれば、労働市場における適正価格は契約採用の物となるはずで、そうであれば要求は正規採用の待遇を契約採用と同じにする事か、もしくは正規採用者に期待されている契約採用者との違う何かの説明のはずではないでしょうか?
雇用側が契約採用条件で正規採用者と同じ仕事をさせているのは、正規採用にかかる費用がその仕事のみには多すぎると感じているからなのです。
格差の真の問題は階級社会の固定化に繋がることです。親の収入による教育格差は何とかする必要が急務だと私は思います。

春闘

電気,自動車など大手製造業で組合からの賃上げ要求に対する回答が一斉に行われた。
しかし春闘前半に取り上げられた、非正規雇用者の処遇に関する労働組合の取り組みとその結果に関しては報道が見られない。これからなのか?