閑話休題

先日、コンタクトレンズを作りました。
理由はサングラスの選択肢が広がるのと、ダイビング中の視力矯正に使うためです。
(ですから使い捨てのソフトタイプにしています)
ただこのコンタクトレンズ。購入システムがよくわからない。
以下に購入の過程を箇条書きにすると。
1.コンタクト屋さんへ
2.眼科での検診が必要と告げられ、すぐ2階の眼科へ
3.眼科で検診。この時に以下を聞かれる。
  どのコンタクトにするか(メーカーの商品)
4.検診後にコンタクト屋へ。処方箋を元にコンタクトを購入。
5.店員さんが眼科で受け取った処方箋を片付けようとする。

正直ビックリしました。
で、質問することに。
私「その処方箋は私が眼科でもらってきたものですよね? どうして返してくれないのですか?」
店「お預かりさせていただくシステムになっています」
私「コンタクトを購入するのは初めてなので教えて欲しいのですが、購入に眼科の処方箋が必要なのですか?」
店「他店でも同様です。法律でそのように決まる予定です。」
私「予定? 私は今のルールが知りたいのですが。それにその処方箋の所有者は私ですよね、貴店で購入に必要なのは判りましたがどうして返してくれないのですか?」
店「お預かりしておきますと、同じレンズであれば3ヶ月以内であれば眼科の診断なしでコンタクトをお売りすることが出来ます。」
私「例えばコンタクトが無くなりそうなときに他店で購入しようしても、その処方箋が無ければ購入できないじゃないですか。私は他店でコンタクトを購入できないのですか?」
店「私どもでも他の眼科の処方箋でコンタクトを販売しています。その場合ですと処方箋の有効期間は1ヶ月です。」
私「あなたの説明を纏めると、処方箋が必要だがその有効期間はお店によってまちまち。また、処方箋が必要な法的根拠は無い。と言う事ですね。」
店「・・・・・・・・」
私「コンタクトの種類を変えたい場合、例えばメーカを変えたい場合はどうなるのですか?」
店「処方箋をお持ちいただく必要があります。」
私「そんな説明は今はじめてお聞きしましたが、商品選択のタイミングは購入時ではないのですか?」
店「そういうシステムになっています。」

一言一句同じでは有りませんがこのようなやり取りでした。
値段や商品に文句があるわけでも無く、店員さんもマニュアルを繰り返しているだけのようなので帰宅しました。
その後にネット等で調べると、
1.メーカー側は眼科の処方箋と定期検診を強く勧めている。
==>これは、コンタクトが原因で眼病に罹る人が非常に多く、初期の自覚症状が少ないため、定期的に検診して欲しいのだそうです。
2.薬事法改定で平成17年度からCLが高度管理医療機器として扱われるようになる。
==>詳しくは判りませんが、処方箋が義務付けられると言うことでしょう。
3.コンタクトの安売り店の多くは眼科検診との抱き合わせ販売である。
==>妙に納得しました。中にはコンタクト店の人件費を眼科側が出したりしているケースや、経営者が同じのケースなどもあるようです。
要するに、コンタクトを安くした分を眼科への検診(診療報酬)で回収していると言うことです。

さて、気付かれましたでしょうか?
これの問題点は眼科への診療報酬は健康保険が使われると言うことです。
ちょっと・・・ですね。まあ、考えたやつは賢いですが(笑
ここで確認しておきますが「これはけしからん!!」と怒っているわけでは無いのです。(店員のバカさ加減には腹が立っていますが)
こちらを見てください。
コンタクトは非常に危険なのです。
このシステムによって3ヵ月ごとに眼科検診を受けることになった結果、眼病の発生が抑えられるのならば(コンタクト処方よりもはるかに高額な)健康保険の支出も返って減るかも知れません。