経済原則

経済の原則ではなくて、経済が原則。
こういう観点で色々考えてみると妙に納得できる事が多いような気がする。
たとえば合衆国での南北戦争
私の頃の教科書ではリンカーンの「奴隷解放宣言」とか書かれてて、
それに反対する南軍と正義の北軍の戦争のようにかかれている。
結果は北軍が勝ってメデタシメデタシ。
むかしは、「ご苦労だね」くらいにしか思わなかったが、子を持つ今となっては
「そんな事のために子供を戦場に送れるか!」思うようになった。
で、真面目*1に資料を調べると、何のことはない。
奴隷解放宣言」は北軍が純軍事的に不利な状況下で戦略的に有利な方策として使用したに過ぎない。
これを旗印にする事によって欧州(英仏)の支援が南軍に対して与え難くなるからだ。
じゃあ、戦争の原因は何なのかと考えると、北部産業地帯の育成のために行われた増税と関税引き上げ(これは相手貿易国の関税引き上げにつながる)に直撃された南部(綿花等の輸出産業)が反発。
「やってられるか!」と南部連合を結成、合衆国を離脱したので何とか再統一を行おうとして戦争になった。
結局は金儲けの方法で対立したのが原因です。
今、プロ野球パリーグバファローズブルーウェーブの合併が話題ですが、
これも原因は経済。
ですから合併を取りやめさせるには、合併する必要性をなくさせる(合併以外の方策で毎年50億の赤字が解消できる)必要があります。
ファンの掲げた合併反対の大きな横断幕がテレビに映ります。
ファン本人がこのような行動を取るのは充分に理解できます。
でも、まったくファンでもなんでもない人がファンの行動を批判している。
何と言えばいいのか・・(サッカーの)サポーターに多く見られる思い上がり?
「自分が気に入って買っていた商品だが、商売として成り立たないので製造中止になった」
これだけの事です。
もちろん買い続けていた本人はかなり寂しいですが。

*1:主目的はグラント将軍とリー将軍の純軍事的な作戦研究が目的だったw