RAcastについて考える

時折、各所掲示板で散見されるRAへの風当たりの強さはRAcast使いとして非常に心痛むものがあります。
自分の行動が無自覚のうちに批判対象になる事はできるだけ避けるためにも(もちろん主張すべきはところは主張したいと思う)PSOにおけるRAcastの位置付けを私なりに考えてみましたのでしばらくこの拙文にお付き合いください。

最初に断っておきたいのですが、私の使用しているキャラはFOmarとRAcastでHUの経験がない事をあらかじめ差っ引いて以下の拙文を読んでいただけると有り難いです。


=1.HUとFO=
「Sword&Sorcery」剣と魔法の世界です。
近接戦闘に優れ防御力も高いHU。
強力なテクニックを使用できるものの、反面防御に回ると貧弱なFO。
若干FOのペナルティが甘いかなとは思いますが位置付け的には間違っていないと思います。
ではRAcastは飛び道具(弓矢やスリング)を使う弓兵なのでしょうか?


=2.RAcastは弓兵か?=
ではRAcastの特徴は?
−テクは使えない。
−RA用の武器が使える
−(比較的)高い命中のパラメータ

まとめると、ある程度の射程を持った武器を使うことが出きる。
ここで重要なのは装備できるではなく使うことができる点だと思います。
当らなければ意味が無いと言うことで、この点が装備できるだけのHUとFOとの差別点だと思います。
で、問題はこの特徴が実効の有るものかどうかです。
キーとなるのは射程と威力のバランス。特に射程が短ければ(極端な話、パルチ系と変らなければ)外観以外は何もHUと変らない事になります。
ではRAとHUの差、すなわち近接兵器(剣)と飛び道具(弓)の差は何でしょう? それは、
a.アウトレンジアタックの可能性
b.面の制圧能力
c.戦力(火力)の集注の容易性と弾力的運用
d.目標の漸減
と考えられます。

個々に見ていきましょう。

a.はそのままです。相手の攻撃可能範囲外から一方的に攻撃できる能力です。
反撃の前に目標を屠ることができれば申し分有りません。

b.は少し理解し難いと思います。
ある程度の広場を横切る時の事を想像してください。
敵の武器が刀の時とライフルの時、どちらの方が横切り易いですか?
近接兵器よりもそこに存在するだけで制圧できるエリアが広いと言うことです。

c.はすこしb.に似ていますが、右にも左にも直ぐに攻撃が可能であると言うこと。前方の目標を倒したとたんに味方の背後に新たな目標が・・・・
近接兵器であれば走って戻る必要が有りますが飛び道具であれば振り向くだけです。それと10人で一体の目標に斬りかかることはスペース的に不可能(目標が巨大であれば別)ですが、逆に10人で一体の目標に射撃する事は容易です。

d.は最終的には近接戦闘を以って雌雄を決する事を前提に、少しでも敵勢力を減らしておく。もしくは近接戦闘などは考えず、常に安全な場所(それがあれば)から出血死を目標に強いる。

では、これらの特徴がPSOでどれくらい実効が有るのか?

a. 射程はともかくとしてそれだけ広いエリアが森意外にはあまり存在しないし、たまに存在しても目標が遠くにのみ出現する事が無い為、あまり意味が無い。

b. ラグオルのエネミー相手には何の意味も無い。そんな事は気にしてないから(笑

c. かろうじて意味があるか? しかし、多くの場合はa.と同じ理由でそれほど有益ではない。

d. HUの行動が結果を左右する。突っ込んで行かれたら漸減もクソもありません(笑

なんということでしょうか!
ラグオルと言う戦場では飛び道具を使えるRAcastの優位点を発揮する機会がありません。
PSOにおいてRAcastはHUよりも射程は長いが威力の劣る武器を扱え
るだけの存在と言うことでしょうか?