派遣切りについて

う〜ん、不勉強な一般人である私の意見というのは、以外に世間一般に意見と一致しているのではないかと思ってしまうのですが・・・・・昨今の派遣切りについて。
まず派遣社員というのは要員計画上の弾力運用を目的に採用するわけですから、不要になれば減らしていくのは当然な訳で、それを一概に派遣先企業の姿勢のみを問題と叩くのはいかがな物かと思うわけです。
正社員と同じ仕事をしているとの弁をよく聞きますが、仕事の内容が問題ではなく、もともとがその目的として使用していると言う事。
例えは良くありませんがレンタカーと同じです。車(正社員)を所有しているが、それだけでは回らなくなったのでレンタカー(派遣社員)を借りた。不要になったので返却した。コレだけの事。
このレンタカーが次の借り手を見つけられない場合、それはレンタカー業者の損失になりますが、派遣社員の場合は、このレンタカー屋にあたる人材派遣業者がそのリスクを負っていないことが問題。
次に労働組合を叩く人は組合がその所属構成員の幸せを目的とした組織であり、広く非雇用者の福祉のための組織ではないことを認識すべき。
マスコミの論調への違和感を記してきましたが、アパートを追い出されるとか、次の仕事が無いとか等の派遣切りので顕著になる問題点は、派遣先企業ではなく派遣業者とその被雇用者の契約上の問題ではないかと思うわけです。
残念ながら完全に過去の異物扱いになってしまいましたが、私は社員を家族と位置づけた古き日本式雇用形態は非常に良いものだと思っています。しかし、面倒の多いこのシステムが再評価される事はあっても復活することは無いと思います。労働者は自分の市場価値を自分で高めていかなくてはならないようです。