ちょっと面白い記事

ウォン防衛に必死の韓国(NIKKEI NET)

 ウォン防衛に全力で取り組む韓国。でも、その必死さが外交面での“弱み”を見せることにもなりかねない。

必死にならざるを得ないのが韓国の問題点であることを最初の一文で指摘しています。
こんな文書を書けるようになりたいなぁ。

「韓国への懸念」があちこちで語られ始めたのは2007年秋、ウォンが最高値をつけたころだ。
−中略−
外債も急カーブを描いて増えていたこともあって、市場関係者は「韓国は再び、97年の経済危機と似た構図に陥りつつあるのではないか」と神経を尖らせた。

やはりプロはすごいですね。
ウォンが最高値をつけている時点でIMF介入を招いた経済危機の可能性を心配していたということは、
何か構造的な問題があるということでしょうか?

もっとも、韓国政府は「わが国は危機当時と比べ10倍近い2500億ドルの外貨準備を持つ。通貨攻撃は簡単に撃退できる」と豪語していた。この説得力にやや欠ける反論の仕方も当時と似ていて、関係者の不安感を増す材料になったのだが。

ここ、笑いどころです。
「この説得力にやや欠ける反論の仕方も当時と似ていて、」って、出だしといい切れ味鋭いですね。
この方の記事、過去の物も含めてちょっと考えさせられるものが多いです。