自分をチェック

どれくらい自分は情報操作に弱いのだろうか?
数年後の自分が今の自分を振り返るために、社会ネタをベースに意見を書き記しておこうと思います。

新潟の障害者ら逆転敗訴 学生無年金訴訟

 学生の国民年金加入が任意だった時代に障害を負った新潟市の遁所直樹さん(42)と新潟県三条市の阿部正剛さん(38)が、国に不支給処分の取り消しと計4000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は15日、計1400万円の支払いを命じた1審新潟地裁判決を取り消し、2人の請求を棄却した。原告側は上告する方針。
 全国9地裁で提訴された同種訴訟で、控訴審判決は3月の東京高裁判決に続き2件目。いずれも1985年の国民年金法改正で学生を未加入のまま放置した点を合憲と判断、原告側が逆転敗訴した。
 判決理由で鬼頭季郎裁判長は「学生らを国民年金の強制適用から除外したのは、立法当時の一般的な国民生活の状況や保険料負担の実態、国の財政事情などから合理性があり、憲法に違反する不合理な差別とは認められない」などと述べた。

この記事を見て得られた認識。

・当時は学生の国民年金加入は任意。
・学生時代の被告は国民年金に加入していなかった。
国民年金に未加入の学生時代に障害を負った。(推測)
・現在、国民年金は支給されていない。(推測)

この記事を見た時点での意見

国民年金の支給がなされないのが不満で、自らの判断で加入しなかったにも係らず任意加入制度が差別と国を相手に起訴。こんな話が認められたら任意加入の意味/保険の意味が無い。同情の余地はあるが自己責任。

色々と調べてみた。

・二十歳以上の国民年金への強制加入は1986年から始まるが、学生に関しては(強制加入は)対象外とされた。
・障害基礎年金支給の前提として国民年金の被保険者であることが条件としてあり、この条件を満たしていないために被告には障害起訴年金が支払われない。
無年金障害者の会のHPを見てみた。

結論

国民年金制度が無いと仮定しよう。その場合には将来に備えて個人での貯蓄や保険に加入すると思われる。
では、どうしてこの人達は国民年金に加入せず、個人での貯蓄や保険加入も行なわなかったのか?
1. リスク評価の結果、不要と判断した。
2. 国民年金に未加入でも年金が支払われると判断した。
3. 国民年金に加入できなかった。加入を断られた。
4. 自分が未加入であることを知らなかった。
5. 加入したかったがお金が無かった。
6. ただ漠然と何も考えていなかった。
う〜ん、なんだろう。
2.は幾らなんでもお花畑過ぎるw。
3.は外国籍や未成年でもない限りありえないし、未成年の場合にはちゃんと年金が支払われる。
4.は微妙、ひょっとしたら健康保険と勘違い? ちゃんとリスクを評価して、国民年金に加入しているから大丈夫だと判断したのであれば脇が甘すぎる。退職し主婦業に専念した場合の未手続きの問題はあるかもしれないが、それも告知は充分に有った(しつこいくらいにCMが流れていたし、ポスターも多数見た)。すると想像できる原因は1,5,6。
結局は自己責任。
だいたい、当時は二十歳を過ぎてんだろ?
運営母体が国だから訳の判らない事を言ってごねているだけ。