夏休み♪

今年も夏休みの季節が来ました。
ひろパパの勤めている会社の夏期休暇ですが、
今から15年程前であれば、お盆の季節に全社いっせいに1週間ほどの休みでした。
今では7月〜9月の間の任意の日に夏期休暇2日と有給休暇を3日ほどの計5日を休みとしてとる事になっています。

で6月の初旬ごろに夏期休暇予定のとりまとめを行うわけですがこれが色々と面白い。
我々管理者サイドとしては全員に希望通りに夏期休暇を取ってもらいたいのですが、
見てると毎年必ずおかしな奴がでる。

できる奴は自分が休暇を取るスケジュールに対して
休んでも問題が無いように色々と準備(お客様との合意,自身が必須ではない状況等)を行い、
予定を提出するときには何も問題が無い、言い換えれば調整の必要がないスケジュールを出してきます。
またそうではないととても旅行の予約等は行えないはずです。
反対に仕事を気にし過ぎてとても休めないなどと言う者もいますが、
ここでこそチームワークで休暇を取れるようにする(もちろん仕事上も問題が出ない)ようにするのが管理職の仕事です。

で、おかしな奴はというと、そんなことはまったくお構い無しに自分の都合だけで休暇スケジュールを決めてしまいます。
プロジェクトの納期が8月末でメンバー全員が頑張っているときに、メンバーの一人A君は「7月20日から取ります」と言い出しました。
もちろんプロジェクトリーダー*1も休暇は取って欲しいがタイミングが悪すぎる。
プロジェクトの状況を説明し、他のメンバーとのバランスを考慮して9月にして欲しいと説得しましたが、
残念ながら聞き入れてもらえませんでした。
困り果てたPLはマネージャーの私*2に相談に来ます。
で、どうしたかというとA君にはちゃんと予定通りに夏期休暇を取ってもらうことにしました。
プロジェクトに影響を出さないためにA君の代わりの人材をプロジェクトへ参加させ、昨日までに作業を引き継ぎました。

プロジェクトを預かるPLとしては当然の判断で、
PMであるひろパパも賛成しました。

これから夏休みの予定を出そうという人は、意外にマネージャーが調整能力を見てますよ。
ガンバッテね。
あ、そうそう。問題のA君ですが、今日からプロジェクトを外れました。
彼のリソースマネージャー*3からは色々と根回しが来ましたが、「例え社内の人材でもプロジェクトに対して自ら悪影響を与えようとするものは要らない。」とお引取り願いました。

*1:PL:プロジェクト推進の現場最高責任者

*2:PM:プロジェクト最高責任者。プロジェクト損益に対する責任が大きい。

*3:組織管理者。自組織の費用回収と人材育成に責任を持つ。