難しい話

牛丼外食チェーンで最後の一杯を食べる映像がテレビのニュースを賑わしています。
本当に平和な国ですw
米国からは早期輸出再開を目的とした使節が送られてきますがBSEの検査に対する日米のスタンスの違いは非常に明確です。
米国が全頭検査どころか、日本向け輸出対象の検査すら行いたくないのは、日本に対して約束したら他の輸出国に行わねばならず、結局食肉業者のコスト上昇=収益低下を招くからです。
これに対する日本の対応は今のところ筋が通っていると思います。すなわち、国内基準である全頭検査の要求をしています。
こちらは客なのです。 品質を要求する権利があります。輸出製品は輸出先の安全基準を満たす必要が有るのは当たり前の話です。
しかし一方で日本の弱点。 食料自給率の話が有ります。昭和53年にNHKで製作・放送された「食料輸入ゼロの日」を見た事のある方には判りやすいと思いますがそこではかなり丁寧かつ細かく食料輸入が途絶えた状況を想定したシミュレートが行われています。
国を挙げての対策を行った結果のナノパーセントポイントで日本の約半数の人が餓死するというショッキングな結果でした。
そうです。 日本は食料を輸入に頼っているのです。
安全の意味をちゃんと考えて欲しい物です。