これでいいのか?

いつも通りに起きてすえぞうの参観日へ出かけます。
廊下から覗き込んだ時に目が合うと授業中にも関わらず手を振ってくれるすえぞう。
困った奴ですがカワイイものです。
一日授業参観という事で、ご父兄方は好きな時間にやってきては帰っていくという、私たちの頃とは少々違った、また面白い試みです。
私が参観したのは1,2時限目で、今までの総合学習での成果を班毎に発表する形式でのもの。
すえぞうもつっかえつっかえ発表していました。

さて気になったのが学級前に置かれている本達。
子供たちに読んでもらおうと、読ませようと、置いてるのは間違いないと思うのですが、その種類が見事までに悲惨な戦争体験物と沖縄,広島,長崎,アウシュビッツ・・・・・・
痛いのはいやだし、自分の子供が悲惨な体験などして欲しくない。
自分と縁者が直接関係する「戦争反対!」に何の異論もありません。

本の選択内容は兎も角として、この蔵書の選択は誰がどんな権限で行ったのか?
マハンの海軍戦略やクラウゼビッツの戦争論を並べろとは言えないが
当時の日本政府が何故大陸にコミットしたのか?
ほんの数年前のロシアとの戦争であそこまでの戦略的大勝利を得た国家がどうしてここまでまずい戦いを演じたのか?
戦争の悲惨さを伝えるのも大事だが、戦争が起こった原因も教えたほうがより反戦、いや非戦への力になると思うのだが・・・・・・

戦争反対のプラカードを上げて、デモをしたところで戦争はなくならないことが理解できないのだろうか?
この学級文庫の選者は?